渡航医学(トラベルメデイスン)は1990年代になり日本国内でも知られるようになった新しい医学領域です。この時代、日本でも海外渡航者数が急増し、この集団への健康対策の必要性が増してきました。そんな中、欧米諸国では確立されていたトラベルメデイスンを日本国内にも導入しようとする動きがおこります。それが日本渡航医学会の前身である「海外渡航者の健康を考える会」の発足です。それは1996年のことでした。 それ以来、日本国内でも渡航医学の知識は少しずつ普及するとともに、この医学に関与する医療従事者の数も増えてきました。そんな社会的要請に応えるように日本渡航医学会は成長を続けています。2010年には西山前理事長のもとに、第8回アジア太平洋渡航医学会議を共催するまでになりました。さらに、私が理事長を拝命した2011年の時点で、その会員数は500名以上にも達しています。 これからのグローバル社会の中で日本が成長を続けるためには、渡航医学のさらなる発展が必須のものになるでしょう。それを牽引する原動力となるように、日本渡航医学会は邁進してまいります。 皆さまのご支援をよろしくお願いいたします。 2011年9月 日本渡航医学会 理事長 濱田篤郎 |