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「海外旅行における新型インフルエンザ対策セミナー「抄録」
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外務省の取り組み
山口 寛 外務省 診療所 所長 新型インフルエンザに対する外務省の取り組みとして、まず第一に「積極的なインフルエンザ関連情報の提供」があります。在留邦人がパニックに陥らないように、また予防や治療等の対応には正確な情報は不可欠です。外務省のホームページの「感染症関連情報」から感染症危険情報、感染症広域情報、在外公館ホームページにリンクできるようにしました。在外公館からは、「在外公館ホームページ」や在留邦人の緊急連絡網を通じて、現地の感染状況、防疫措置、医療事情等を情報として提供致します。 第二に、新型インフルエンザが発生した場合、外務省は渡航の是非、退避のタイミング等の「渡航情報」を発出します。これは、法令上の強制力をもって渡航を禁止したり、退避を命令するものではありません。 第三に、在外公館の邦人感染者への支援があります。邦人が感染した場合、現地の医療機関で治療を受けるのが原則ですが、適切な治療が受けられるよう、現地の医療事情、医療体制についての情報を提供します。また大使館の医務官は、医学的な立場より邦人に対し感染防止の注意事項等を助言し、邦人に感染疑いがあった場合には相談に応じ、邦人が感染した場合、現地医療機関と治療法について連絡調整を致します。また、医療事情の悪い地域で適切な治療が受けられない場合に備え、在留邦人の緊急対応用としてタミフルの確保備蓄を検討中です。この備蓄したタミフルを在外公館から現地医療機関を通じて、邦人感染者にタミフルを提供する手段についても検討中です。 (まとめ) 1)通常のインフルエンザ、鳥インフルエンザに対する感染予防を徹底する。 2)正しいインフルエンザ情報を入手する。 3)新型インフルエンザの流行となった場合、外務省の渡航情報から、渡航の是非、 退避のタイミングについて自主的に判断する。 |